| 艶姿純情BOY(1989年) 藤沢とおる 学園ラブコメギャグ漫画 講談社 週刊少年マガジン連載 少年マガジンコミックス 全4巻 |
あらすじ
| 歌舞伎の家に生まれた少年、茜屋純。女形の特訓のために女として学校に通うことを父から言い渡される。 全寮制の学校で同室になったツッパリ系少女、藤村あやのに早々と男だとばれてしまいパニック! しかし友情からか愛情からか、事情を知ったあやのは純に協力してくれるようになる。 純の幼なじみの金持ち、風間まさやと札付きの不良、尾沢えいじが純に本気でモーションをかける! でも純が一番気にしているのはやはり同室のあやの。 妙に女らしい純にどういう感情を持てばいいのかわからないあやの。でも徐々に好き合うようになってくる。 メインは美女装少年と女の子のラブコメディ。 |
| 「ポイズン!」の反町主演で一躍有名になった漫画「GTO」の藤沢先生が若い頃に描いていた美女装漫画! 今や知らない人はいないほどの有名漫画「GTO」ですが、この「純情BOY」ではGTOの面影はあまりありません。 最近豪華本として再販されているようですが、表紙の先生の書き下ろしイラストは完全に別人になってしまっています。 藤沢先生の上達ぶりを知りたい人も読んでみてもらいたい作品でしょうか。(^^; |
美女装漫画として良いところ
| さすがの藤沢先生。美女装度もかなりの高度数! 美女装少年は男らしいところを持ちながらも女装することに抵抗が無く、どんどん様になってきて女装を楽しんでいます。 同室の女の子もあきれるほどの可愛さ。最終巻では美女装の究極型、アイドルになってしまいます。 腕っぷしも強くて不良にも負けないくせに普段の行動は女らしく、2人の友人が必至になってアプローチしてきます。 そして精神的にも女らしくなっていき男友達にも淡い恋までしてしまうという、理想的美女装漫画の構図もあります。 堂々と女子更衣室にも入れますし、女形のライバルも登場してドタバタもあります。 そして本命の美女装少年と女の子との変態な恋の行方も気になるところ。 4巻という短い巻数ながらギチギチに美女装度が詰まっている逸品です! 余談ですが私は「GTO」もとても好きなので、なんか意味もなく嬉しいです〜。 |
美女装漫画として悪いところ
| さて、弱点といえば最終巻でしょう。この漫画はギャグ漫画に片足を突っ込んでいますので 突っ込みが昔懐かしいオーバーアクションしています。例えば殴るときには人物大のハンマーでガンッと。 刀や槍がドスドス飛んできて血まみれでくたばっています。 しかし4巻になり最終回に近づくと急にマジメ路線に入り、ピストルで撃たれる不良友達は入院して生死の境をさまよいます。 この辺から次回作の不良漫画「湘南純愛組!」の芸風に入り始めているようですが、やはり少し違和感がありますね。 終わり方は無難に「アイドルのステージ上で男に戻り女の子との恋愛成就」とまとまっているので、 そこまでの持っていきかただけが気になるところでした。 |