| フィメールの逸話(1983年) 鈴木雅子 学園恋愛ドラマ 集英社 セブンティーン連載(?) セブンティーンコミックス 全2巻 |
あらすじ
| 国坂将の隣のクラスにいたか細い少年、蔦井慧が事故で死亡した。 その数日後同じクラスの天野和音が、失恋の痛手から自殺をする事件があった。 しかし和音は葬式の最中生き返る。そして皆の驚きのまなざしの中登校してきた彼女は 自殺をする前とはうってかわって明るく魅力的な女性に変貌していた。 ある日和音は将に「自分は蔦井慧の生まれ変わり。女になって堂々と君を好きだといえる」 と告白。実は天野和音に蔦井慧の魂が乗り移った姿だった。 同姓が好きだった蔦井は女性に生まれ変わり、生き生きと将を愛せるようになったのだ。 しかしその秘密を知らない箱崎武士。自殺の原因になった和音をふった男。 和音の変貌ぶり、そして自分ではなく将を堂々と愛している姿を見て怒りが収まらなくなっていった。 |
| セブンティーンコミックス自体が古本屋へ行ってもほとんど見あたらず しかもセブンティーンコミックスの中でもどうやら初期の物らしく背表紙の柄が違っています。 私は幸運にもゲットできましたが、かなり入手困難ではないでしょうか。 |
美女装漫画として良いところ
| これはかなりの良作です! 一歩間違えればホモ漫画になりそうな設定ですが、少女漫画独特の深くドロドロした(誉め言葉です(^^;) 精神世界が見事に広がり、実に狭い単なる三角関係のお話でも何か広がりを感じずにはいられません。 蔦井だと知り心配をする将が、徐々に女としてではなく人間蔦井に引かれていく展開は見物。 そして箱崎に殺されそうになる和音など、サスペンス的な展開も見逃せません。 表紙の絵はリアルタッチですが中身は普通の少女漫画絵です。(笑) |
美女装漫画として悪いところ
| かなり古い漫画なのでラストがバットエンドというのが・・・・。 当時のお話はほとんどバッドエンディングで後味が悪いのが常でしたが、やはり今見ると 痛々しいものがあります。幸せになってほしかったと切望してしまいますね〜。 ま、考えようによってはハッピーなのかもしれませんが・・・。 |